

*---スタッフ---*/> [Staff]
制作:ヘンリー・ブランク/ハル・B・ワリス
監督:マイケル・カーチス
脚本:ドン・ムラリー
原作:チャールズ・ベルデン
撮影:レイ・レナハン
メイク:レイ・ロメロ/パーク・ウエストモア
特撮:レックス・ウィムピー
音楽:クリフ・ヘス(ストック・ミュージック)/バーナード・カウン(エンド・タイトル・ミュージック)
配給:ワーナー・ブラザーズ
*---キャスト---*/> [Cast]
イヴァン・イゴール・・・ライオネル・アトウィル
シャルロッテ・ダンカン・・・フェイ・レイ
フローレンス・デンプシー・・・グレンダ・ファレル
ジム・・・フランク・マクハフ
ラルフ・バートン・・・アレン・ヴィンセント
ジョージ・ウィントン・・・ガーヴィン・ゴードン
ジョー・ワース・・・エドウィン・マックスウェル
ラスミュッセン博士・・・ホームズ・ハーバート
ガラタリン氏・・・クロード・キング
ダーシー教授・・・アーサー・エドムンド・ケアウェ
*---テキスト---*/> [Text]
ワーナーブラザーズが試験的に採用していた、二色式のテクニカラーで制作された作品。
そのカラー映像は、白黒が主流だった時代にあって、異種異様な雰囲気を醸し出している。ことに、大火災で溶解していく蝋人形のシーンは後世の語り草となるほど強烈なインパクトがあり、後に何度となく模倣されることになる。
ちなみに、役者そのものが蝋人形の役割を果たしているが、当初の予定では本物の蝋人形を使うことになっていた。ところが、スタジオの照明の熱で蝋人形が溶け崩れてしまったために、役者に蝋人形をやらせることになったという。
主演のライオネル・アトウィルは、ユニバーサル社のホラー映画でおなじみのバイプレイヤー。ヒロイン、シャーロットは「キング・コング(1933)」のフェイ・レイ。彼らがカラー映像で観られるのは貴重だ。
本作は1953年にアンドレ・ド・トス監督、ヴィンセント・プライス主演で再映画化されている。